重曹の威力

今日は、以前からトライしようと思っていた、台所換気扇の分解掃除をしました。
対象は、シロッコファンの羽の部分。

手前のフィルターを外すと、円筒に羽が付いたファンが見えます。

これは、素人の方でも簡単にはずすことが出来ますよ。
外してファンを見ると・・・

油が付着してドロドロです。


さあ!いよいよお掃除開始です。
洗剤は自然素材で自作します。
材料は、重曹・粉石鹸・お酢です。
重曹は環境にやさしく、人にも安全なんですよね。

分量は重曹2に対して、粉石けん0.5の割合。
お酢は水で5倍に薄めたものを用意します。
今回のシロッコファンには、重曹5カップ、粉石けん1.25カップ、

水で薄めた酢を約300mlが必要でした。


重曹と粉石けんを入れたボウルに水で薄めた酢を、徐々に加えながら混ぜてゆきます。

段々と、クリーム状になってゆきます。

これを、シロッコファンの羽の間に塗りこんでゆきます。

この洗剤が柔らか過ぎると、垂れてきて羽に付着しにくいので、

水で薄めた酢を入れる量を調整してください。

隅の部分もしっかりと塗って作業完成です。

ここからがポイントです。
すぐにゴシゴシと洗い流すのではなく、数時間放置して油の分解を促進します。
作業が完了したシロッコファンをビニールに包み、ぬるま湯に付けておきます。

夜にこの作業を行い、お風呂の湯船に一晩つけておけば、朝作業ができます。

ということで、私も昨日の夜この作業をして、本日、仕上げの作業の開始です!

ファンの間に詰めた洗剤を、割り箸で削ってゆきます。

どうですか!もとの金属のシルバー色が削るだけで見えてきした。
油汚れが、傷口にできる”かさぶた”がポロッと取れるように、簡単に剥がれてしまいます。

この作業は結構時間が掛かりましたが、何とか完了しました。

全部削り取れないので、8割ぐらい削れたら、水道水で流してゆきましょう。

隅の部分は洗いにくいので、歯ブラシなどで掃除してゆきましょう。

いよいよ、完成です!

新品の輝きを取り戻しました!!
細部も、綺麗に仕上がっています。

仕上げをするのにも時間が掛かりますが、

力は使わずにサラッと汚れが取れるので、作業が簡単ですよ。

実は、このシロッコファンは竣工してから22年間、

一度もお掃除をしなかったのですが、本当に、新品同様になりました!

この”重曹”を使った洗剤は他にもいろいろ利用できそうですね!
年末に、換気扇の掃除をされていない方、ぜひ一度お試しください!